1月17日 ビジネスサポートセミナー『[作り手]と[送り手]のコラボレーションによる日本発/匠の技(仮称)』 講師:ケーエム縫製 水谷浩陸氏、アトリエいしくら石倉 崇之氏
今回のデザビレビジネスサポートセミナーは、株式会社ケーエム縫製の社長で、
アパレル縫製工場若手経営者の会「二友会」の代表である水谷さんに講師をお
願いしました。
創業期のデザイナーがビジネス規模を拡大しようとすると、どうしても製造を
外部に依頼しなくてはなりません。
しかし、多くの工場は事業が不安定な若手デザイナーとの取引を敬遠するため
に、工場探しに困るデザイナーが多いという現実もあります。
また、工場とのコミュニケーションに悩むデザイナーも少なくありません。
そこで、今回は高い技術を持ちながら、自らホームページやブログで積極的に
情報を発信し、若手クリエイターともコラボレーションを行うケーエム縫製さ
んに、若手デザイナーにアドバイスをいただきたいと講演を依頼したわけです。
さらに、講演後半では個性的な活動をされているアトリエいしくらさんにも加
わっていただき、お二人に縫製工場の仕事やデザイナーとの関係、仕事の発注
方法等についても語っていただきたいとお願いしています。
また縫製工場経営者の「二友会」メンバーにも集まっていただけるとのことで、
講演終了後に若手デザイナーとの交流会を開催する予定です。
講演者はアパレル縫製業ですが、他分野のデザイナーにとっても、工場との
関係作りを見直すきっかけになる内容になる予定です。
また製造業者にとっては、国内事業の生き残りのヒントにもなるかと思います。
ぜひ、皆様のご来場をお待ちしています。
■日時 1月17日午後7時から午後9時(終了後別会場で交流会)
■受講 無料
講演後の交流会は有料(居酒屋などを予定)
■定員 50名
■申込 事前申込みは締め切りました。若干の当日参加も可能です。
■講師プロフィール
株式会社ケーエム縫製 代表取締役 水谷浩陸
ホームページ http://www.miz.or.tv/
ブログ http://km-sewing.seesaa.net/
<主要取引先>
ビギ、 ワールド、 コムデギャルソン、
ジェデックス、 シュガーマトリックス
[個人ブランド]THE EROTIC CITY、 AULA AULA 、 sakayori、 janji
[WEB SHOP]LaLa-skirt、 注文の多いキモノ店、 パレカイコ イキ、
ウェルシーズ
[若手クリエイター]MIKIO SAKABE、StudioFantastik、 Hidenobu Yasui、
ELDWA、 studio ANDREWS
【経歴】
昭和39年/東京都足立区出身。
原反の芯棒でチャンバラをして、ハンガーの段ボール箱で基地を作って遊ぶ…
という幼少を過ごす。
(中略)
立教大学 社会学部社会学科卒業
(株)リクルート入社。採用広告部門に配属。
時はバブル絶頂期。昼夜を問わず新規開拓に注力するものの、手厚い顧客サー
ビスは怠らず、先様から厚い信頼を得る。
現在のマメさは、この時点で培われたと推測される。
[リクルート事件]を体験。吹きすさぶ逆風を押し返す貴重な経験値を得る。。。
在籍3年目のある晩、先代の父と何故か一緒に風呂に入り、「家業継承」を申
し渡され…何故だか承諾。
リクルートを退職して、父の親友でもある笠原勇進氏率いる[福装グループ]の、
当時越谷市にあったファッション工学研究所にて、2年間の丁稚奉公に入る。
生産管理に従事し、生産性向上に貢献するものの、入社初日に生地をミシンの
向こう側にセット!!、逆から縫おうとして周囲を慌てさせたエピソードを持つ。
2年後、御礼奉公を丁重に断り、現(株)ケーエム縫製に戻り現在に至る。
【ケーエム縫製において】
[企画室室長]という曖昧な役職を自ら作り、萬何でも屋として仕事に従事。
しばらくして常務取締役に就任。
兼ねてからの目標であった新社屋を完成させた後、代表取締役に就任。
3年前にHPを開設。
遥か水面下の検索順位にも関わらず、弊社を訪ねる若手クリエイターが出現。
業界の先行きに不安を感じると共に、若い芽の萌芽の可能性を信じ、昨年HP
を現在のスタイルに大幅刷新。
次第に問い合わせ&訪問件数が増加。手応えを実感する。
昨年11月、さらなる飛躍を思案し、WEB制作会社社長に相談した結果、SEO対策
と更新頻度の高い情報提供ツールとしてのBlogを提案され、その場で開設。
否応無しにタイトルを考えさせられ、【しぶしぶ】Blogをスタートさせる。。。
ところがそんな経緯でスタートしたBlogも、”マメさ”と妙にマッチして、
ほぼ毎日更新!!。
次第にアクセス数もアップし、相乗効果としてHPのアクセス数アップ及び
上位表示に貢献。
名刺の消化量が飛躍的に増加し、国内外を問わず数多くの出会いが生まれる。
また要求レベルに応える為、会社全体のレベル&スキルアップの必要性を痛感。
今年2月に思い切って【セル生産(完全一人丸縫い)方式】に転換。
現在では【量産対応型セル生産方式】に進化し、投入条件に合わせたフレキシ
ブルな生産体制が整う。
各スタッフのレベル&スキルアップは顕著で、国内で作る意味のある服作り、
[工業製品]ではない【感性製品】作りの土壌が出来たと自負する。
■講師プロフィール
株式会社アトリエいしくら 代表取締役 石倉 崇之
[主要取引先]
ジュンアシダ、ワールド、ヒロ・コーポレーション、
ユナイテッドアローズDRAWER、福屋千春デザイン
【経歴】
昭和45年/東京都出身
某都立高校卒業後アトリエいしくらに入社
入社と同時に山手ファッション学院に入校
平成6年に前社長引退と同時にプレタに挑戦!の傍ら
企画チーム「super super super」の設立
様々なカジュアルブランドに企画提案をしてきました。(現在休止中)
平成9年 裏原宿の雑居ビルを仲間達と借りてBAR DECOを共同経営
芸能人、業界人の隠れ家的な存在となる。平成12年ビル取り壊しにより閉店。
平成13年4月に中野の桜並木の下にclover cafeをオープン。
平成16年3月に葉山に引越しのため、clover cafeを閉店。
平成16年11月にsewing room KOMABAを開設。
現在は葉山からの毎日の通勤に疲れる毎日。