夢をあきらめない 2

一代で億万長者になるような大成功した起業家に共通するのは、何度も事業で失敗していることだそうです。起業家に限らず、皆さんが子供の頃に読んだ偉人の伝記でも、ほとんどが、苦労や不運の連続で最後に大きな事業や発明を成し遂げていたのではないでしょうか?
NHKのプロジェクトXもそんな話ばかりですね。
大成功した人でさえ、その途上では、周囲に理解されない、思うように商品が売れない、資金が枯渇した、社員に裏切られた、騙された、身体を悪くした、家族関係が崩壊した等など様々な挫折を経験しているのです。
不安に悩まされ、落ち込み、苦しみ、精神も肉体も痛んだ経験を持つのです。
そして、それを乗り越えて、失敗から学び、次の事業に生かすことが、より大きな成功に結びついたのではないでしょうか?
さて、事業が上手くいかない、失敗した、と思ったときに考えて欲しいのは、短期的には失敗に見えても、実は成功への足がかりになっているのかも知れない、ということです。
とくに創業時期はいろいろと思い通りにいかないことが多いのですが、仕事で苦しみや不安や痛みを感じているのは、「成功が訪れる前触れ」だと考えて、前向きに受け止めてみてはどうでしょうか。思い通りに行かないのは、経営者として、事業として一段高いステージに入ろうとしているからだと思ってくだ
さい。
ジャンプをするときだって、その場で勢いをつけただけではあまり飛べません。
一旦数歩戻って助走をつけると大きく飛べます。もっと助走すればもっと飛べます。
弓も一杯に力を貯めて大きく引いたほうが、遠くまで届きます。
思い通りにいかないのは次のステージに上がる「力を貯めている時期」で、その次に飛び出す時期が訪れるのです。
(ただし試行錯誤の努力をしている人には・・ですが)
事業の場合も同様に、売上げを数パーセント高めるのは、現在の延長でできますが、数倍にしようと思うと、一度仕組みを壊して、新たに作り直さなくてはなりません。
最後に自分の目標に到達できたのなら、その過程での失敗は失敗ではなく、成功のためのステップに過ぎないのではないでしょうか?
そんな諦めない有名な人の例を紹介します。
以下はアメリカのある男性の人生です。
失敗ばかりの人生です。※がかろうじて成功です。
貧しい農家に生まれる
小学校を中退
22歳 田舎で雑貨屋を始め失敗・破産
    借金を返すのに15年
23才 地方議員選挙落選
24才 ビジネス再失敗
※25才 地方議員選挙に初当選
26才 恋人が死去
27才 神経衰弱の病にかかる
29才 議会で敗北
31才 大統領選委員選挙に落選
34才 下院選挙に落選
※37才 下院選挙に当選
39才 下院選挙に落選
46才 上院選挙に落選
47才 副大統領選挙に落選
49才 上院選挙に落選
この経歴を持っているのは51歳でアメリカ大統領になったリンカーンです。
奴隷解放をしたことや「人民の人民による人民のための政治」という歴史に残る演説を教科書で読んだことがあるのではないでしょうか?
ものすごい失敗続きな人生のように見えるのですが、最終的には大統領になり、大きなことを成し遂げています。
失敗した、挫折した、と言って、そこで夢を諦めて、前進することを止めるのが本当の失敗であり、成功に向かって諦めない間は、どんなことがあってもまだ失敗ではないのです。

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